2010/04/20

上海万博PRソングの盗作騒動について

上海万博PRソングの盗作騒動の件、偽造品・模倣品問題と直接の関係は無いのですが、個人的に気になったニュースなので、知的財産権つながりということで取り上げてみたいと思います。

上海万博のPRソングが岡本真夜さんのヒット曲「そのままの君でいて」の盗作ではないかというこの疑惑については、問題発覚後、万博事務局側から岡本さん側に楽曲の使用申請があり、岡本さん側がこれを承諾したと報道されています。何やらこれで解決に向かいそうなムードですが、本当にそうなのでしょうか。

世界規模のイベントのPRソングですから、大変な額のお金が絡みますし、関係者も多数にわたります。よって、岡本さん側が楽曲の使用を許諾するにしても、条件交渉には一定の期間が必要と思われます。問題発覚後、岡本さん側が承諾を発表するまでの短い期間で、条件面の重要な点が全て妥結したかは疑問です(→経緯について比較的詳しい報道として「岡本真夜の楽曲、上海万博盗作認めた」・2010/04/20 08:25・nikkansports.com)。現に最も重要な使用料についても「これから双方で協議」と報道されています(→「岡本真夜、“疑惑”の上海万博ソング使用OK」・2010/04/19 20:37・SANSPO.COM)。他にも結構大事な問題が積み残されているのではないかと他人事ながら少し心配です。もちろん条件が折り合わない場合には契約を締結しないという選択もあるわけですが、使用を承諾する旨を明言してしまった以上、岡本さん側から席を蹴るのはなかなか難しそうな気がします。どうか双方納得のいく解決に至ってほしいものです。

もっとも、こんな心配は全く余計なお世話に過ぎず、岡本さん側は既にかなり有利な条件を約束されているのかもしれませんし、そうでなくても大市場中国で好感度をアップさせたことでモトは取れているのかもしれませんが(→「中国で岡本真夜さんの好感度上昇 疑惑の作曲者に非難集中」・2010/04/20 17:46・共同通信)。

偽造品・模倣品の多くも、中国から流入しています。この問題に限らず、中国にはもっと知的財産権に関する意識を高めてもらいたいものです。「そのままの君でいて」もらっては困りますよね。

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