2010/07/28

Yahoo! JapanとGoogle提携の余波

テレビ等でもさかんに報道されていましたので既にご承知でしょうが、Yahoo!JapanがGoogleの検索技術を導入するそうです。「米国Yahoo!はマイクロソフトと提携しているはずなのにJapanはそうしないの?」とか、「日本でのGoogleの検索サービスのシェアが支配的になってしまい独禁法の問題が生じるのでは?」とか、色々な意味で興味が湧くニュースですね。

http://journal.mycom.co.jp/news/2010/07/27/073/index.html


でも個人的に一番気になっているのは自分のサイトの評価がどう動くのかということです。今日現在、「偽造品」+「弁護士」のキーワードでYahoo!Japanで検索すると本ブログの本体である「偽造品対策情報室」が検索結果の最上位に来ます(まあ、そんなキーワードで検索する人自体多くないでしょうが)。一方、Googleだと7番目前後になってしまいます。今後、Yahoo!での検索結果もGoogleのそれと同程度に落ちてしまうのだろうと思うと少々残念です。

もっとも、マイクロソフトのBingで検索すると今でも検索結果の1頁目にさえ来ませんので、Bingを採用されるよりは良かったのかもしれません(笑)。

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2010/07/27

JAPANブランド育成支援事業

 「JAPANブランド育成支援事業」として経済産業省が中小企業海外展開支援事業費補助金の公募を行っています。詳細は下記のページをご覧下さい。

http://www.tohoku.meti.go.jp/s_cyusyo/chiikisigen/topics/100726japanbrand_kobo.html
http://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/chiiki/2010/100726ChushoJB_Koubo.htm

 この事業は「地域の中小企業等が一丸となって地域の優れた素材や技術等を活かし、地域の産品の魅力をさらに高め、世界に通用するブランド力を確立していこうとする取組みに対して総合的な支援を行うもの」だそうです。今年度から中小企業者の4者以上のグループ等についても、公募対象として追加されているそうなので、意欲ある地域中小企業の皆様は声を掛け合って手を挙げてみてはいかがでしょうか。

 様々な地域ブランドが世界的に有名になって外貨を稼いでくれれば日本経済にとって非常に喜ばしいことですね。中国という巨大市場が近くにあるわけですし、Yahoo!Japanとタオバオの提携のように進出のための環境も次第に整ってきていますから、関係者の皆様には頑張って頂きたいものです。そしてニセモノが出るほど有名になったら是非その対策についてご相談頂きたいと思います(笑)。

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2010/07/26

山形のサクランボと山梨のサクランボを見分けられますか?

「ブランド品」という言葉を聞いてまず思い浮かぶのはやはりファッション関連商品かと思いますが、今や農林水産物にも「ブランド」がたくさんありますよね。マグロといえば大間のマグロ、米といえば魚沼産コシヒカリ、そしてサクランボといえば山形の佐藤錦ということになるのでしょうか。そんな高級サクランボにニセモノが現れるのを防ぐため、強力な武器が導入されたようです。ちょっと前の話になりますが、テュフ ラインランド ジャパンという会社がこんなプレスリリースを出していました。

テュフ ラインランド ジャパン、地域のブランド農産物を検査・認証するサービスを開始」 2010/06/30 日本経済新聞電子版(プレスリリース)

記事によると、同社が開始したサービスでは農林水産物、食品中の水素、炭素、窒素、硫黄など軽元素の安定同位対比を分析する手法を採用しており、従来の食品化学分析やDNA分析では解析が困難だった原産地や生産履歴を明らかにすることが可能になるとのこと。そしてこのサービス導入の国内第1号が山形のサクランボであるということです。「これまでにヨーロッパ市場を中心に農林水産物の検査・認証をしてきた実績」があるとのことであり、何やら非常に頼もしい印象です。

ただ弁護士としては、具体的にどの程度の確度で「本物」と「ニセモノ」を識別できるのか、そしてそれが裁判での証拠としてどの程度使えるものなのかが詳しく知りたいところです。はたして青森県や山梨県の似たような土壌で栽培されたサクランボを「ニセモノ」と判断できるのか、あるいは「本物」が生産されたのと同一農場内の多少土壌が異なる場所で育ったサクランボを「本物」と判断できるか等々、興味は尽きません(ちなみに、Wikipediaの記載によると山形県・青森県・山梨県で国内産サクランボの9割近くを生産しているとのこと)。プレスリリースだけではよく分かりませんので、今後、折を見て調べておこうと思います。

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2010/07/23

著作権侵害を防ぐべきは誰なのか

以前の投稿で、YouTubeへの違法投稿で中学生が逮捕されたという記事について触れましたが、その少年が保護観察処分になったそうです。

家裁、中3少年を保護観察処分 ユーチューブに違法投稿」 2010/07/22 共同通信

行為の悪質性や社会への影響を考えれば一定の処分は必要でしょうが、他に目立った非行事実もないとのことですので、保護観察処分は妥当なところなのだろうと思います。著作権法違反での中学生の逮捕というセンセーショナルな事件だっただけに、好奇の目にさらされることも今後少なくないでしょうが、負けることなく立派に更生してほしいものです。

ところで、この事件で逮捕という手段がとられたことにつき行き過ぎだったのではないかという意見も一部にはあるようです。

『漫画を無断公開』14歳逮捕に賛否…やむなし、一時保護でも」 2010年6月17日 読売新聞

確かに逮捕がもたらすその後の成育への悪影響の危険を考慮したとき、少年に対して逮捕の手段を選択するには慎重であることが必要でしょう。しかしながら、事案の重大性によっては毅然として強い手段をとるべき場合もあるはずです。今回の事案で逮捕が妥当だったか否かについては詳細な事実関係が不明なので断言しかねますが、少なくとも「中学生」による「著作権法違反」という事実のみをもって逮捕を避けるべきであるとは思いません。仮にそのような事実のみで一律に逮捕を避けるべきというのであれば、著作権法違反という犯罪をあまりに軽く捉えるものではないかと考えます。

もちろん、逮捕・立件するだけが子供たちの犯罪を抑止する手段ではないでしょう。そもそも子供たちが違法行為を行わないように、知的財産権の侵害が重大な犯罪になり得ることをきちんと教えることが必要でしょうし、子供でも手軽に著作物の複製・公開ができてしまうインターネットサービスの現状についても改善を検討すべきなのかもしれません。下記のとおり、今日も中高生の著作権法違反が報道されています。一朝一夕に解決できるものではないでしょうが、いずれにせよ我々大人が何とかしていかなければならない問題だと思います。

著作権法違反:ネットで人気曲違法配信 容疑で中、高生を書類送検--県警 /香川」 2010年7月22日 毎日新聞

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2010/07/16

告知:ミウラタカノリ木版画展

本ブログの趣旨とは全く関係ないのですが、ちょうど友人が展覧会をやっているので告知させて下さい。

 ミウラタカノリ木版画展

 会期:7月12日(月)から21日(水)

 時間:12時~20時(平日)

      12時~18時(土曜・祝日)

       但し、日曜は休業。また、最終日は17時まで。

 場所:ギャラリー愚怜  http://www5.ocn.ne.jp/~gray


興味のある方は是非。「12日からやっているのに、なぜ今日になって告知するんだ」と、かえって怒られそうですが・・・。

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2010/07/15

タコは野球の勝敗も占えるか

ようやくW杯が終わりましたね。このブログもしばらくW杯ネタで引っ張ってきましたが、もう一回だけ引っ張らせて下さい。最後は例のタコに絡めて。

占いタコ『パウル君』W杯8戦全勝で勇退」 2010.7.13 SANSPO.COM

ドイツの水族館でW杯の勝敗予想を行っていた(行わされていた)タコのパウル君ですが、結局、予想を行った8試合全ての結果を的中させました。一躍、世界的に有名となったパウル君には高額で「移籍」のオファーまであったとか。便乗しようとタコの訓練を始めた水族館もあるかもしれません。

ところで、私はニセモノ対策の中でもどちらかというと海外系のブランドを依頼者とする仕事が多いのですが、今後は国内ブランド、特に最近話題の地域ブランドについても是非扱ってみたいと思っています。というわけで、地域ブランドに関するニュースを注意して見ていたところ、泉州沖で取れるマダコ「泉だこ」が特許庁の地域団体商標に登録されたというニュースを見つけました。

泉だこ タコでは全国初の地域ブランド登録」 2010.6.14 asahi.com

今後、「泉だこ」ブランドを浸透させるために、パウル君人気に便乗してみるのはどうでしょうか。泉だこを訓練して阪神タイガースの試合の予想をさせるとか。パウル君に対しては中日ドラゴンズのマスコットであるドアラが対抗心を燃やしている(注:ドアラはナゴヤドームでの試合での7回にバック転宙返りに成功すれば中日の勝利、失敗すれば敗戦、という占いを行う)そうなので、もし泉だこが占いを始めたら、ナゴヤドームでの阪神・中日戦が一番盛り上がるのではないかと思います(笑)。

占い元祖はボク!ドアラが“打倒タコ”を猛アピール…中日」 2010.7.13 スポーツ報知


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2010/07/10

そろそろW杯も閉幕ですが

サッカーのワールドカップも決勝進出チームが決まり、閉幕が近づいてきましたね。もともと熱心なサッカーファンではないので日本代表が破れてからはそれほど関心を持って見ていないのですが、ネット上で「パラグアイ戦」などという文字を見るとつい目が行きます。こんな記事がありました。

パラグアイ戦を勝ちきれなかった日本の“実力”」  2010年7月6日 日経ビジネスオンライン

日本代表の戦いに関する数値データを分析した記事ですが、客観的な数字で説明されると説得力が増す好例のように思います。興味のある方は是非ご一読を。会員登録しないと全文は読めないようですが、無料ですし日経ビジネスオンラインは興味深い記事が多いので登録しておいてもよいのではないかと思います。

ところで、データ分析と言えばこのブログ及び本体であるウェブサイト「偽造品対策情報室」はアクセス解析ができるようになっています。お陰様でブログへのアクセスはそこそこあるのですが本体の方へのアクセスがやや減少傾向です。あまり更新もしていないので当然といえば当然なのですが。ブログを訪問して頂いたついでに本体の方も覗いてみて頂ければ幸いです(笑)。






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2010/07/04

「讃岐うどんなう」のあなた、それ本場ものですか?

香川県内の製めん所やうどん店などでつくる「本場さぬきうどん協同組合」が、「本場さぬきうどん」の名称入りのロゴマークの商標登録を特許庁に申請したそうです。地域ブランドを守るための意欲的な試みですね。無事に登録に至るか注目したいと思います。

ブランド維持へ『本場さぬきうどん』の商標申請」 2010/07/02  SHIKOKU NEWS

ところで、このニュースがフジテレビ系で毎週月〜金の午前8時から放送されているワイドショー「とくダネ!」でも取り上げられたらしく、その放送の様子が以下の記事に書かれていました。

香川県で食べないと『本場もの』じゃないの?さぬきうどん」 2010/7/2  J-CASTテレビウォッチ

タイトルからも分かるように上記記事の執筆者は、「本場」か否かを「県外」か「県内」かで分けるところに違和感を感じている様子。私は上記「とくダネ!」の放送を見ていないので何とも言えないのですが、上記記事を読む限り、放送でも同様の違和感を出演者らが述べていたのでしょう。

しかし、そもそも商標を誰に使用許諾するかは商標権者の自由なわけですから、上記「本場さぬきうどん」のロゴマークが無事商標登録されたあかつきには、商標権者である本場さぬきうどん協同組合が組合員にしか当該商標の使用を認めなくても一向に構わないわけです(というか商標権を取得する以上そうする方が自然でしょう)。その線引きの基準を批判するのは少々お門違いのような気がします。もちろん一協同組合にこのような商標を独占させるのが適当かという問題はあるでしょうが、その点は商標の登録要件を通じて特許庁が適切に判断してくれるはずですし(=要件を満たさないと判断すれば登録を認めない)、その特許庁の判断が誤っていると考える者にはそれを争うための法的手続も用意されています。個人的には、冒頭で述べたとおり、意欲的な試みであって批判には当たらないと思いました。とはいえ、ニュースを流すにあたって商標の制度についてまで詳しく解説してくれるわけではないので、上記記事に書かれたような違和感(あるいは反感)を覚えた人も結構多いのかもしれません。広報というものの難しさを感じさせられた記事でした。

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