2010/07/26

山形のサクランボと山梨のサクランボを見分けられますか?

「ブランド品」という言葉を聞いてまず思い浮かぶのはやはりファッション関連商品かと思いますが、今や農林水産物にも「ブランド」がたくさんありますよね。マグロといえば大間のマグロ、米といえば魚沼産コシヒカリ、そしてサクランボといえば山形の佐藤錦ということになるのでしょうか。そんな高級サクランボにニセモノが現れるのを防ぐため、強力な武器が導入されたようです。ちょっと前の話になりますが、テュフ ラインランド ジャパンという会社がこんなプレスリリースを出していました。

テュフ ラインランド ジャパン、地域のブランド農産物を検査・認証するサービスを開始」 2010/06/30 日本経済新聞電子版(プレスリリース)

記事によると、同社が開始したサービスでは農林水産物、食品中の水素、炭素、窒素、硫黄など軽元素の安定同位対比を分析する手法を採用しており、従来の食品化学分析やDNA分析では解析が困難だった原産地や生産履歴を明らかにすることが可能になるとのこと。そしてこのサービス導入の国内第1号が山形のサクランボであるということです。「これまでにヨーロッパ市場を中心に農林水産物の検査・認証をしてきた実績」があるとのことであり、何やら非常に頼もしい印象です。

ただ弁護士としては、具体的にどの程度の確度で「本物」と「ニセモノ」を識別できるのか、そしてそれが裁判での証拠としてどの程度使えるものなのかが詳しく知りたいところです。はたして青森県や山梨県の似たような土壌で栽培されたサクランボを「ニセモノ」と判断できるのか、あるいは「本物」が生産されたのと同一農場内の多少土壌が異なる場所で育ったサクランボを「本物」と判断できるか等々、興味は尽きません(ちなみに、Wikipediaの記載によると山形県・青森県・山梨県で国内産サクランボの9割近くを生産しているとのこと)。プレスリリースだけではよく分かりませんので、今後、折を見て調べておこうと思います。

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