2010/09/15

食べログが提訴された件について思う

数日前の話になってしまうのですが、インターネットのグルメサイト「食べログ」が提訴されたというニュースがありました。

食べログ記事削除求め カカクコムを提訴」 2010年09月10日 asahi.com 

掲載された店舗情報が更新されず、現状とは違う内容を無断掲載されたのは営業妨害だとして、飲食店経営者が、同サイトを運営するカカクコムに対して、記事の削除などを求めて提訴したものです。

以前の投稿(「ネットオークション:運営者側の偽造品対策に思う」)でも少し触れたのですが、ネット上のサービスというのは、必要な作業の多くを利用者自身に行わせ、運営者は基本的にシステムを提供するのみであることが多いですよね。運営者にしてみれば「それこそがネットを使った事業のうまみなのであり、いちいち利用者の利用態様(本件では飲食店に関する投稿内容等)に問題がないか詳しくチェックする義務を負わされては事業が成り立たない」ということになるのでしょう。一方で、問題のある投稿等が放置されることで困る人たちが出てくるというのも容易に想像できるところです。両者の利益を考慮したバランスのとれたルールが必要と思われます。

そのようなルールが確立するためには、今のところ本件のような裁判によって判例が蓄積していくのを待つより他にありません。スピードが重視されるインターネットの世界なのですから、立法によって早期に明確なルールを策定するべきではないかと個人的には思うのですが、皆さんはどう思われますか。

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
↑ よろしければクリックをお願いします